自己免疫性溶血性貧血(AIHA)の経過3

 2018年に更新してからあっという間に2年が経過していました。久しぶりにこのブログを更新しようと思います。

 この自己免疫性溶血性貧血という病気になってから、ちょうど3年経過したことになるんですね・・・。最初の頃はプレドニゾロンの投与量が50mg/日というとんでもない量を飲んでいたので、最近の薬の量からすると考えられない量を飲んでいたんだなと、ちょっとした驚きがありますね。この病気になってしまった方も、何事もなければ1年あればほぼ通常通り生活することができるようになるので、このブログの記録を参考にしてもらえればと思います。

 50mg/日もプレドニゾロンを飲んでいた時は、副作用で痒みはないけど湿疹が体中に出たり、関節が痛くて困っていました。特に関節痛は突然の痛みで腕が上がらなくなる症状が出ていて本当に困っていました。当時Tarzanという雑誌にヨガとかストレッチの特集が載っていて、夜お風呂上がりに毎日やっていましたね。毎日やっていたからか?あるいはプレドニゾロンの投与量が減ってきたからか、症状としては大分改善するようになってきていました。そいう意味でTarzanさまさまという感じです。

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 さて、この3年間のプレドニゾロンの投与量とヘモグロビンの数値の推移です。

  2019年10月からプレドニゾロンの投与量が1mg/日に減りました!!現在は1mg/日になってから約1年経過したという状況で、先生からはそろそろ0mg/日にチャレンジしてもいいかも!?という言葉ももらっています。

 2mg/日から1mg/日なので半分ですから、切り替える時は少し勇気が必要でしたね。ここ最近はヘモグロビンの数値は15〜16で安定していますので、溶血はないという判断になります。血液の検査項目数も減っているので、ハプトグロビンT-Bil(ビリルビン)、LD(乳酸脱水素酵素など溶血を判断する重要な項目の数値は分かりません。これらの項目についての解説は、過去の記事に記載していたので気になるようなら参考にしてくださいね。

eruaru11.hatenablog.com

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 続いて、MCV(平均赤血球容積)、MCH(平均赤血球ヘモグロビン値)、MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)の推移です。MCVは赤血球の平均的な大きさ、MCHは赤血球1個にヘモグロビンがどのぐらいの量あるか、MCHCは赤血球中の平均的なヘモグロビンの濃度を示しています。

 図を見ると、MCVの値が2017年3から上昇していて、2018年2月頃に2017年3月以前の値に戻っていることが分かります。溶血は赤血球に抗体が結合することで起こるようなので、抗体が結合した赤血球のサイズが大きくなっている=MCVの値が大きくなっていると解釈することができます。

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 結局今のところ、何故抗体が赤血球に結合するのか??という疑問に答えは見つけれていません。もう少し調べて何が原因なのか、根本的な治療ができないものなのか分かればいいのですが。自分なりにもう少し調べれたら調べてみようかと思います。

 ここ最近はプレドニゾロンの投与量も減ってきていることもあり、薬の影響による体調の変化はよく分かりません。たまに風邪気味になると治りが悪いなと感じることはありますが、それ以外は特に問題はありません。コロナウィルスの影響がどの程度あるのか判然とはしませんが・・・

 次の記事では、最新の研究内容を紹介できればしようかなと思っています。